プロフィール |
2005年6月、野の花菓子店を始めました。 子供の頃オーブンがなかったため、フライパンでクッキーを焼いたり(案外おいしいものができます)ババロアを作ったりしていました。大雪山が好きで旭川に住み始め、ひとり暮らしには不似合いなオーブンを買い、友人達に食べてもらうのが趣味になりました。 クリーマリー農夢は以前からファンで、牛乳を飲むのを楽しみに朝起きています。 それがこんな風につながるとは、自分でも驚いています。 こんなことを言ったらお客様に申し訳ないのですが、学校や菓子店できちんと学んだことがなく、技術も知識も乏しい私が菓子店を営んでいいのか、正直わかりません。今の段階ではクッキーひとつひとつに焼き加減、大きさに違いがありますし、また、昨日と今日同じものを作っているつもりが、味も形も微妙に違います。 わかっているけどやろうと思ったのは、作るのも食べるのも食べてもらうのも大好きだからです。 子供の頃毎日の様に通った駄菓子屋さんのように、子供が100円玉(私の頃は10円玉でしたが)を握りしめて買いに来てくれる店が理想なのですが、残念ながら自然の豊かさとそれは両立しません。「また食べたいから連れて行って」と言ってくれる子供達が増えるといいなあ、と願っています。 菓子店とは別ですが、クリーマリー農夢で搾乳の手伝いもしています。まだ手取り足取り教えてもらっている段階で、私がえさを持っていないと牛たちは知らんぷりです。それでも、丁寧に育てた牛からいかに無菌に近い状態で牛乳を分けてもらうかに気を遣い、添加物を使わずにバターやチーズを作る様子を間近でみることができ、安全でおいしいものを作る難しさを実感しています。 私の作るお菓子も無添加です、と言いたいのですが、残念ながら市販のバターやドライフルーツを使っている現状ではそう言えません。大好きなスコーンは、ベーキングパウダーを使わないでふっくらさくさくに作る方法を知りません。 今のところ、小麦粉は江別製粉の北海道産、バターは明治とよつ葉のものを使っています。クリーマリー農夢の製品を使った製品も少しずつ増やし、ここにいるからこそできるお菓子を作っていくつもりです。 こんなできたてほやほやの店ですが、ゆっくりするつもりで来て頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。 |